微熱のせいかなぁ.....

「クッキーのようにお願いします!」
言わなくてもいいのに、
ついつい、説明(言い訳)してしまう.......
「ははは、僕は彼女の歌がすきなんですよ♪
歌だけじゃなく彼女かわいいし...
DVDも買ったんですよ、爽健美茶飲みまくりぃ〜」
強引で単純でお馬鹿な父親である。
戸惑うナミコ(娘)を残して、一足先に帰る。

実はマル(妻)と対立していた。
ナミコの髪型のことである。
マルは短いめにと美容院へ電話していた。
せっかくここまで伸ばしたのに.....
このまま、ナミコがカットに行ってしまうと....
僕はこっそりナミコと出かけたのである。

しばらくして、ナミコ、帰宅
「!」
娘の手にはメモが一枚
「前髪が、倉*麻*は長めで横に
流しているので、短めでまっすぐでも
横に流れるようにカットしておきました。」
商売上手、家庭内紛争回避!
マルも僕も満足できる仕上がり。

帰宅後、鏡の前から離れないナミコ....
大人への階段をのぼっていく
"彼女" をみながら、
こんなことできるのも今だけ、
うん、今だけと目を細めて、
休日の午後は過ぎていった。

熱が上がってきたみたい.....



「くらいにっき」から、一部加筆、修正しています