引き伸ばし機の横に、熟したみかん、ひとつ。

そんなつもりはなかった.....
いつものスナップ撮影のはずだった。

まわりを見渡す
そこには、まぎれもない現実。

おっちゃんとは、昼間から酒を飲んだ。
いろんなことを話した、聞いた........
最後に、撮ってくれてありがとうって、
手渡されたみかん、ひとつ。

経済のことは詳しいつもりだ
この現実も充分すぎるほど知っている

政治家は権力を、大新聞の記者はペンをもっている
僕は、シャッターを切ることで、なんとかなる気がした

うぬぼれるな!!

予想通り、写真はしんでいた.....