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きみに話したいことがいっぱいあるんだ。   でもね...なにもなにもいえなくなる。  だから写真を撮っているんだ...






































































オートフォーカスなんかいらないよ、自分で合わせるよ
オート露出もいらないよ、カンであわせられるよ
デジカメなんていらないよ、このF1とTri-Xで充分.....
でも.........いっそカメラなんてこの世からなくなればいいのに

そしたら、この目にもっともっともっと焼きつけられたのに.....






































































遠くとおくのきみへ。

ありがとう ありがとう ありがとう






































































遠くを見ていた僕 その僕を見ていた彼女 あの頃のふたりがそこにいた






































































遙か昔に想いをはせる。相聞と書いて「あいぎこえ」
昔のことではなく、脈々と続く私たちの想い。
とどかない、とどいてほしい。






































































人は大切な人を見ることをやめられない。写真にしてまで見たい。
人は見ることをやめられない。見つめかえされる喜びを忘れられないように。

                         藤田一咲 「ハッセルブラッドの時間」 より








































































今日、空をみましたか?






































































僕はやめなかったよ、写真を撮り続けたよ...






































































In the drawer of my heart
many photos are put away.
Splendid pretty scenery,
the best smile,
that beautiful lady,
the best moment.
But the drawer is locked.
So anyone cannot take them out.....

I want to show
but cannot show
only my photos.
If I leave them be,
the drawer is filled and
such photos are over-flowing
with my tears.....






































































「私は大丈夫。私は平気。なんでもない、なんでもない」 
カーラジオからね、みゆきの「Maybe」が流れていてね....
前が見えなくなってきて、車とめちゃいました...









































































































大切な一枚が見つからないと思ったら、想い出の中にあった。 それは、けして色褪せない写真









































































































「二十歳の原点」の舞台を彷徨ったのは二十年前、高野悦子さんと同じ二十歳のころ
今となっては思い出せない気持ちだけれど、あこがれとは違う、共感かなぁ
広小路学舎はもうなく、荒神口でシアンクレールをみつけたときは、彼女に会えそうな気がして入店
もちろん彼女はいるはずなく、わかりもしないジャズを聴いて...そんなことを思い出しながら......
もう何回目だろうか、読み返す、彼女の正直な言葉が今の自分にものすごく突きささる

をい、をい、ナオ、しっかりしろよ!










































































































「げんき?」
「げんきない」ってこたえないで、
「げんき」ってこたえて、僕も「げんき」って、こたえるから...

ふたりとも、うそつきだよね....












































































































































考えず 気負わず ただシャッターを押せばいい、ほうら、軽くなってきた...






































































かわなぬことであってもひとときの夢をみていたい
あわいあこがれ、すこしだけ むりむいてほしい
かたすみでいいから きにとめてほしい

それが創作の原動力






































































僕の撮った写真、すきだっていってくれたね...
もう写真なんかやめようと思っていたのに....






































































「あなたってしあわせなひとね」 「そうかなぁ」
そんなこといわれたことなかったから.....
「感謝してるよ」 なんて口に出せるほど素直じゃないから
弱いくせにGimletを続けて飲んだROYAL OAK のバー
ピアノは「愛しのエリー」 だったことだけは鮮明におぼえている...






































































色褪せてきた写真をじっとみつめ、これで最後...

とまる時 暗室の片隅、おもいでの箱に封印する
流れだした時 ゆっくりと ゆっくりと






































































君がいたから僕は写真をはじめたんだ...






































































色褪せたのは写真だけ そう写真だけなんだ






































































わからなくなってきた、どうすればいいのか...

けれども、僕は探そうとしない、こわいから
僕は逃げ出すこともしない、こわいから














































































レンズを落下させてしまったとき、きみは今にも泣きだしそうな声で、
「ごめんね、わたしなんか撮るからこんなになっちゃって...」
「ううん、僕の不注意、それよりか、今の君を撮ることができない、それが悔しいなぁ」
「うふっ、なおはいつもかっこいいこというね! 私に修理代ださせて!」
「こんな酷い壊れかたじゃ修理もできないよ、同じレンズ買うよ!」
「でも、そのレンズ、なおの唯一の財産でめっちゃ高いんでしょ...」
「唯一って...また、がんばってバイトする!だから最高の笑顔を僕に!」
「あははは、なおの前では最高の表情なんだけどなぁ〜」
「うっ、そうだよね〜 ごめん、ごめん」
君のためにかえたレンズは、ためせなくなったけど...

あれから何年経ったかなぁ.......






































































今、この時を、ここに残すね 一瞬の永遠だよ!






































































撮ることができる、しあわせ、うん、今はそんな感じ。









































































































彼女の気持ち 僕の気持ち 同じ気持ちなら この雨もやむはず






































































僕の持っているものは、このカメラという不思議な道具
写真をとるだけの道具なのに、こいつのせいで落ち込んだり、傷ついたり。
でもね、きみに、すこしだけ、ほんのすこしだけ近づけるんだ...






































































ake off my glasses.
All words and photos become blurred.
Go out of sight!

I who can see nothing
Impress important words
Without looking at the keys ambiguously.

I can see nothing.
So I get to see.









































































































ごめんね、なにもいえなくて  僕は写真を撮ることしかできないんだ.....



































(C)ナオ, All rights reserved.
白黒写真塾 since mar.1997

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